ブログを開設するに至った経緯
2019年6月、私は父を亡くしました。
食道がんでした。
がんが見つかったときには、すでに手遅れで、がんと診断されてから1か月で旅立ってしまいました。
父の死後、遺品を整理していると、父自身が祖父母の相続を行った際に入手した戸籍がでてきました。
その戸籍を眺めていて、ふと気が付きました。
そういえば、私は父の父、すなわち祖父のこと何も知らなかったなと。
父方の祖父は、私が生まれたときにすでに亡くなっており、会ったことはありません。
そのため、私には祖父はいないものだと勝手に思い込んでしまい、父に祖父のことを聞くこともないまま、月日が流れていきました。
改めて、戸籍で祖父の名前を見たとき、この人がいなければ父は存在せず、当然私も存在することはありません。
その祖父のことを知る父が亡くなった以上、祖父のエピソードを知る手立てがないことに気づいたのです。
このとき、はじめて私の中に「ご先祖」という言葉が腑に落ちたのです。
「ご先祖」がいたからこそ、今の自分がいる。
そして「ご先祖」もまた、喜び、悲しみ、怒りを抱えて生きたはずです。
しかし、「ご先祖」が生きた軌跡を私は知らない。
ならば、「ご先祖」はどのような時代を生きてきたのか、探れる限り、探ってみよう。
そう思ったのです。
そんなわけで、私の「ご先祖」が生きた時代や、どの時代をどう生きてきたのかをこのブログでまとめていこうと思っています。